2019/05/17 15:24

66歳以降に受け取ると、増える年金額


                                  uni10/photoAC


 2019年度の国民年金の年金額は、満額で納めた場合、780,100円ですが、これより年金額を多くする方法があります。

通常は、65歳からもらえる老齢年金ですが、66歳以降に老齢年金を受けとることを「繰下げ支給」といい、請求時の年齢が高いほど、受けとる年金額が増えます。70歳が上限となり、最大で42%まで増額されます(70歳0ヵ月以上で請求した場合)。

逆に、希望すれば60歳から年金を受けとることができますが(繰上げ支給)、この場合は、請求時の年齢に応じて減額率が決定され、請求時の年齢が若ければ若いほど、受け取れる年金が減ってしまいます(60歳0カ月で請求すると、30%も減額)。そして一度決定した減額率は、一生を通して変更ができません。さらに、繰上げ支給を受けた後は、障害基礎年金を受けとれなくなります。

年金をいつ受け取るかも重要なポイントです。


繰下げ支給や、年金のことがわかる書籍はこちら!

○障害年金と診断書

https://nenyu.base.shop/items/15784846

○事例解説 合算対象期間

https://nenyu.base.shop/items/15784847

○新しい退職等年金給付のしくみ

https://nenyu.base.shop/items/15784854

○平成31年度の年金額――法律から読み解く――

https://nenyu.base.shop/items/19304993